言葉選びの秋

日本語「語感の辞典」を購入しました。
(岩波書店 中村 明著)
本の帯に「日本語の新しい辞典です。」とあり、どのように新しいのか気になります。
先ず「まえがき」を読むだけで、日本語の言葉選びの難しさと楽しさを感じ、
これまでの国語辞書とは一味も二味も違う、新たな調味料が加えてあるのが分かります。

例えば、

「ごはん」は茶碗

「めし」は丼


「ライス」は平たい皿


をそれぞれイメージさせるとあります。まさしくその通りですね。

昨今のSNSの普及で、表現する言葉で、一度も顔を合わせずにその人となりが評価されるこの頃。
「意味」と同時に、その言葉を選ぶことで浮かぶ「イメージ」まで慮ってみませんか。
秋の夜長にじっくりと向かい合ってみたいものですね。