中国茶、お酒の種類

【中国茶】

様々なお茶文化を育んできた中国には数百種類ともいわれるお茶が存在しています。その分類方法も多種多様です。一般的には発酵度によって基本的に6つに分類されます。

発酵の度合いが浅いものから
・緑茶
・白茶
・黄茶
・青茶
・紅茶
・黒茶(微生物によって発酵)

◆緑茶(不発酵茶)
生産量・消費とももっとも多いお茶です。ほぼ釜炒りで作られ茶葉は緑色です。
【代表銘柄】龍井茶(ロンジンチャ)、碧螺春(ピロチュン)、緑牡丹(リョクボタン)、黄山毛峰(コウザンモウホウ)
【例えられる香り】豆、草

◆白茶(弱発酵茶)
茶葉が芽吹いて白毛の取れないうちに採取して発酵度が非常に浅い段階で自然乾燥させたお茶。福建省で多く生産されます。
【代表銘柄】銀針白毫(ギンシンハクゴウ)、白牡丹(パイムータン)
【例えられる香り】くだもの

◆黄茶(弱後発酵茶)
荒茶製造工程中に軽度の発酵を行ったお茶です。
【代表銘柄】君山銀針(クンザンギンシン)、蒙頂黄芽(モウチョウコウガ)
【例えられる香り】君山銀針(クンザンギンシン)、蒙頂黄芽(モウチョウコウガ)

◆紅茶(発酵茶)
イギリスの紅茶文化を受け、中国で独自に発展したお茶です。代表的な「祁門」は世界三大紅茶のひとつ。緑茶に次いで2番目に多い生産量を誇ります。
【代表銘柄】祁門(キーモン)、正山小種(ラプサンスーチョン)
【例えられる香り】くだもの、花

◆青茶(半発酵茶)
烏龍茶に代表されるお茶です。発酵部分の褐色と不発酵部分の緑色が混じり合って、見た目が青っぽく見えることからこう呼ばれます。大陸産と台湾産があります。
【代表銘柄】大紅袍(ダイコウホウ)、凍頂烏龍(トウチョウウーロン)、文山包
 種(ブンザンホウシュ)、鉄観音(テツカンノン)、武夷岩茶(ブイガンチ
 ャ)、黄金桂(オウゴンケイ)、水仙(スイセン)、色種(シキシュ)
【例えられる香り】花、草、くだもの、実、木、薬、乳

◆黒茶(後発酵茶)
完成した茶葉に微生物を植え付け、発酵させたお茶です。長期保存ができる特徴があり、年代物には高い価値が付けられ、ヴィンテージワインのように楽しまれています。
【代表銘柄】普洱茶(プーアールチャ)、六堡茶(ロッポチャ)
【例えられる香り】薬、木

かつて、烏龍茶より多く日本に輸出されていました。中国では「茉莉花まりか」と呼ばれ花茶の中では人気が高いです。花茶生産量の約80%を占めています。
*花茶とは緑茶や白茶、青茶などに花や果実を混ぜ、着香したフレーバーティーのこと

【中国のお酒】
◆老酒(ラオチュウ)
紹興酒を頼んでも老酒(ラオチュウ)を頼んでも、紹興酒が出てくることがある。
老酒は「永く寝かせた酒」という意味で、長期熟成、保存されたものをいう。 紹興酒は、中国浙江省の紹興市で造られる、もち米と麦麹を原料とした醸造酒で、老酒の一種。
老酒の中でも、紹興酒が特に美味しく有名であることから、日本では「老酒」といえば「紹興酒」を指すようになり、混同されるようになった。
中国では、紹興市以外の地域で造られた老酒を「紹興酒」と称してはいけないという法律が2000年4月20日にでき、取り締まりされる。
紹興で造られた老酒は正式名称を「紹興老酒」といい、他の地域で造られた老酒
には、上海で造られた「上海老酒」、福建で造られた「福建老酒」などがある。

◆紹興酒(シュウコウシュ)

◆白酒(パイチュウ)
「薫り高い」芳香が強いお酒であり、数十種類の香り成分を含んでいます。 アルコール度は40から60度もある強い酒で、貴州の「茅台酒(マオタイシュ)」、山西の「汾酒(フェンチュウ)」は人気が高く 「高糧酒」は高粱から 作られた大衆酒で、「白乾」という呼び名もあり、冬の寒い中国北方でよく飲まれています。
高梁、小麦、豆類とうもろこしを原料とした中国産の蒸留酒。 主原料から高粱酒(カオリャンチュウ)ともいい、中国東北部では白乾児(パイカール)ともいいます。 白酒の“白”は“透明”の意味だといわれます。
中国語で「白酒」というと、洋食レストランでは白ワインを指す場合があります。この場合赤ワインは「紅酒(ホンチュウ)」と言います。

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